車の美観を20年間保つには
愛車がいつもピッカピカの状態を保つことはなかなか難しいですよね(^^;)日常使用ですぐに泥が付き、傷が付き、水垢を少し放置するとなかなか取れません。塗装が黒であれば少しの傷も目立つので、美観維持は大変です。皆様はどうされているでしょうか?色々工夫されているかと思いますが、このブログから少しでも参考になる情報がございましたら嬉しく思います。
①保管環境
車を保管する環境を改善するだけで、洗車の頻度が減り、塗装の痛みも軽減されます。理想は外気や太陽光を遮断する車庫ですが、カーポートでも無いよりはあった方が良いです。
②洗車方法、頻度
洗車が上手に出来ると傷がほとんど入りません。ノウハウを挙げるときりがありませんが、洗車のコツは「いかに擦らずに汚れを落とすか」です。洗車だけを専門にしているプロもいらっしゃるくらい、この分野は奥が深いものです。洗車で傷が増えてしまった方は是非YouTubeなどの洗車動画をご覧になり、少しずつご自分の洗車に取り入れてみてください。汚れを落とすだけでなく塗装に優しい洗車方法が身に付きます。しかし色んな洗車グッズが欲しくなってしまいますが…(笑)
洗車の頻度はこまめにする方が良いです。汚れは放置すると固着して取れにくくなるからです。
水垢を付けない洗車、付いた場合の除去する方法については膨大な情報量になってしまいますので今回は取り上げません。是非YouTubeなどの洗車動画をご覧ください。このブログでも少しずつ情報配信していく予定です。
東北地方の場合、融雪剤の影響によって錆が発生している車をよく見かけます。特にリアフェンダーの錆が酷いです。これは下回りをきちんと洗車することによってかなり防ぐことが出来ます。意外に思われるかもしれませんが、下回りの洗車は防錆塗装を施工するよりも重要だと考えています!実際に、車検の度に下回りの防錆塗装を塗り重ねている車でもリアフェンダーに錆が発生していました。しかしこまめに下回りを洗っていれば20年経っても錆はほとんど見られません。
下回りの洗い方はきちんとやろうと思うと結構面倒だと思われる方が多いですが、時間の無い方はフェンダーやジャッキアップポイントに下から水をかけるだけでもかなり効果がありますので絶対にやった方がいいと思います。
③磨き、コーティング、ワックス
磨き:塗装を磨く事に抵抗がある方もいらっしゃいますが、美観維持に磨きは欠かせません。車は長年の使用でどうしても傷が付いてしまうからです。それで、目安として線キズを消すような磨きは5年毎に行い、洗車キズを消すような軽研磨は1年毎に行えば、20年間十分な輝きを保てるはずです。このくらいの頻度で磨いても、クリア層はまだ残っています。
軽研磨程度であれば素人の方でも失敗も無く行えるかと思います。水垢が気になる時、洗車傷のモヤモヤを消したい時にはホームセンターで売られている3000円くらいのポリッシャーと極細目のコンパウンドを使用して軽く磨いてみるのはいかがでしょうか?このポリッシャーは研磨力が弱いのでプロにとっては物足りませんが、素人の方の入門用としてはいいと思います。自分で車を綺麗にする快感を味わうと、車磨きにハマるかもしれませんよ?(笑)
コーティング:「硬化コーティングは犠牲皮膜」という考え方がもっと広まればいいなと思っています。コーティング不要論の多くは「コーティングしても汚れや水垢は付くから意味が無い」という主張のようですが、硬化コーティングの最大のメリットは「傷に強い、傷が付いたとしてもコーティングに付いたキズなので塗装は守られている」という点です。研磨して薄くなったクリア層をある程度補ってくれるというイメージが分かりやすいかと思います。
ワックス:コーティングが流行っているのでワックスは過去の物という考え方もいらっしゃいますがそれは違います。固形ワックスにしか出せない最高の艶がありますし、個人的には「水垢の付着に強い」というのがメリットに感じます。なので私は硬化コーティングの上にワックスを塗ることをお勧めします。(コーティング剤によってはワックスと相性の悪い物もあるようです)