硬化系コーティングは意外と長持ちする
コーティングをご依頼のお客様の中に「以前ディーラーで5年耐久のコーティングをかけたがもう7年も経ったのでコーティング膜は無くなっているはず」と仰る方が時々いらっしゃいます。
しかし実際に磨き作業を始めてみるとコーティング膜はしっかり残っていることが多いです。むしろ古いコーティングを剝がすのにかなり苦労します。磨き職人の方なら同じ苦労をされているかと思います。しかしコーティングが残っているかどうかの判断は素人の方には難しいですよね(^^;)YouTubeなどを見てみると、塗装面が水をはじくかはじかないかでコーティングの有無を判断しています。しかしそもそもこの判断方法が間違っています。ワックスや簡易コーティング剤であれば水のはじき方で判断できるのですが、硬化系コーティングの場合は水のはじき方は関係ない場合が多いです。なぜならベースコート(下地)はガラスで、トップコート剤に撥水や親水コーティングをかけているという二重構造になっている製品が多いからです。トップコート剤はワックスのようなもので、撥水機能は次第に落ちていきます。ベースコート剤自体に撥水性能を持たせた製品もありますが、やはり経年で撥水機能が落ちてきます。(恐らく水垢の付着などにより撥水しなくなるものと思われます)
このベースコート剤に耐久性がかなりあり、5年どころではなく10年以上残っているお車もかなり見受けられます。そのため、長期間にわたり塗装面を保護しています。
ほとんど知られていない情報ですのでブログに書かせていただきました。